米大統領選挙の仕組み

先日東京都知事選がありましたが、皆さんは政治に関心ありますか?私は歳を取るにつれて関心は増しているものの、まだまだ知らないことばかりで知識不足だと感じています。

海外の政治に関しては、アメリカの大統領選挙に関するニュースを最近よく見かけます。

2020年11月3日が4年に1度の投票日。その結果は日本だけでなく世界中に大きな影響を与えるため大注目ですね!

そもそも大統領はどうやって決まるんだろう?と疑問に思い、アメリカ大統領選挙の仕組みを調べてみました。調べてみたら複雑で、色々調べてやっと理解できました。簡単にまとめたのでよかったら参考にしてください!

今回は前提として、以下の3つを書いてます。次回の記事で具体的な大統領選挙の仕組みについて書きます。

 

アメリカは二大政党制

アメリカは二大政党制で、「民主党」と「共和党」に分かれています。

実際には小さな政党もありますが、大統領、知事、議員などは民主党共和党から選出されます。

現職のトランプ大統領共和党所属なので、現在は共和党が与党で、民主党が野党といった形です。オバマ前大統領は民主党所属でした。

 

②立候補できる人

立候補できる人は、アメリカ合衆国憲法で厳格に定められていますが、簡単にまとめると

アメリカ生まれ、年齢は35歳以上、14年以上アメリカ住んでいる人。

他には犯罪歴や、2期大統領を務めてないなどの条件があります。オバマ前大統領は2期8年務めたので、憲法が変わらない限りもう一度大統領になることはありません。

 ①で述べた二大政党(民主党共和党)に所属していなくても、誰でも立候補することができるので、大企業のCEOや歌手が立候補していましたね。

 

③投票できる人(有権者)

アメリカで投票できる人は、18歳以上の米国籍の人です。永住権所持者は投票できません。

米国籍と永住権の違いですが、例え話をします↓

私はアメリカ人と結婚して現地で生活したいと考えています。現地で生活するためには、2つの方法があります。1つ目が日本国籍とバイバイして、アメリカの市民権を得る、つまり米国籍を持つこと。2つ目が日本国籍は継続したままで、グリーンカードと呼ばれる永住権を取得すること。前者の場合は有権者にはなることができますが、後者の場合は有権者になれず、投票できないということです。

 

日本の場合、全国一律で18歳になると選挙権が与えられ、自分で何もしなくても有権者として投票できるようになりますが、アメリカの場合、18歳になったら投票するために有権者登録をしなければいけません。

自分で登録の手続きをして、選挙人名簿に名前が載らないと、投票することができません。しかも、その手続きの方法や手続きの期間は州によって異なり、選挙日当日まで登録できる州もあれば、1ヶ月前に締め切る州もあります。また、引っ越ししたらまた新しい土地で登録しなければいけません。